にわか雨っぽいからすぐにやむだろうと思い、近くの公園のトイレで雨宿りしました。ところが、なかなか雨がやみませんでした。突然、一人の男性がトイレに入ってきました。肌が黒く、ぼろぼろの服を着ていてホームレスのようでした。男性が傘を閉じて私を見ました。そして、男性が「何か食べ物をくれよ」と言って、私のコンビニ袋を掴んで引っ張りました。その後は一瞬の出来事だった。

私は男性の傘を取り上げ、傘の先端で胸を一突きしました。直後、我に返った私は慌てて男性の胸を掌で押さえたけど、血液が溢れ出て止まりませんでした。私はその場を逃げて帰宅しました。罪悪感に苛まれつつも、今日一日は暴力を奮わなくて済むという安堵感もありました。午後になって、死者への黙祷を捧げるために公園へ向かいました。多くの人が集まっていて事の大きさを知らしめられ、抑制が効かない自分に恐怖しました。